不思議なお話No43 みんな繋がろうよ、昔みたいに! 

 

  ここのところ、悦に入って随分と長い文章を書き殴ってきたことを、ちょっと反省しています。疲れちゃいますよね、小難しくて長い話は。今回は出来るだけ短くしたいと思っていますので、ご安心を。でも、これから書こうとしているのは、僕の好きな「集合的無意識」についてですので、つい我を忘れそうですが、出来る限りということで…。
  今日、紹介する話は、トンデモナイお話に収録されている「不思議なお話No38 巨石文明 その沈黙の彼方にU」 の最後で述べた、僕が進化論を否定する論拠にしたいと思っていた、カンブリア紀に誕生した或る生物に関する話です。
  僕はこの生物を元ネタにして進化論に疑問を投げかけようと思っていたのですが、残念ながら、その生物の実体は僕の思惑とは異なることを知る羽目になりました。その生物の名前は「マガキガイ」という貝です。
  まずはその不気味な姿、特に目玉にご注目です。その姿の提供元、「ブログ水族館/中村 元」に飛んで頂けますでしょうか?
 ………
  如何でしたでしょう? ちょっと不気味ですよね。動いている映像も見たのですが極端にのろまです。でも、貝に何故あんな立派な目玉が必要だったのか不思議にお思いませんでしたか?
  「不思議なお話No38」でも紹介したNHKのドキュメンタリー、「カンブリア爆発(生物の種が爆発的に増え、現在生息する動物の種の殆どはこの時に生まれた)」の中でナレーターが語った言葉が今でも僕の記憶におぼろげながら残っています。こんな感じだったと思います。
「網膜に映し出される映像を解析し認識する脳のないこの貝に、眼球が何故必要だったのでしょうか? これはカンブリア爆発を引き起こした神々のイタズラとしか思えません」
  このナレーションは、自然界の偶然のイタズラを比喩的に表現したものなのですが、いたって単純な僕の脳の中では、ここで言う神々と、「踏み潰された三葉虫」(不思議なお話No38 「巨石文明…その沈黙の彼方にU」参照) の写真が繋がって、5億年以上前に地球に降り立った宇宙人の姿を想像したという訳です。
  今のところ、「場違いな出土物」を頭のネジの緩んだ輩の夢物語として葬り去ろうとする勢力も、「靴跡に見える化石自体が巨大な三葉虫(出典ウィキペディア)」程度の反論しかしていないところを見ると、この「踏み潰された三葉虫」の地位はとりあえず安泰のようです。

  さて、僕がこの生物の実体を知ることになったきっかけについて、お話します。実は一月ほど前、僕はマガキガイの神経系について何日もインターネットで調べていたのですが、どうしても僕の知りたい答えに出会えませんでした。思い悩んだあげく、ふと目にした「ヤフーの知恵袋」に頼ることにしたのです。
  ところで知ってました? このヤフーの知恵袋のこと。僕自身完全にシステムを理解しているわけではないのですが、要は知りたいと思うことを不特定多数に(或いは専門分野の方を指定して)投げかけて質問すると、その世界の物知りが疑問に答えてくれるという、実に有り難いシステムです。
  僕は、この知恵袋で、貝にも脳の代わりとなる神経節があり、「1970年代にマガキガイの眼を電顕で観察した研究者がいて、網膜と視神経の構造を報告しており、それによると視神経が存在していること」そして「マガキガイが岩陰から目だけをそっと出して、天敵がいないかを確認してから動き出すこと」を知りました。眼球という形質だけを遺伝子に組み込んだとばかり思っていた僕の思惑は、見事にはずれたのです。
  でもよくよく考えてみれば、たとえマガキガイの眼球が僕の思惑通りだったとしても生物学的な知識など全くない僕が書けるのは、せいぜい進化論にちょっと疑問を呈する程度のことだったろうと思います。
  ですからそのことで落胆することはありませんでしたし、面倒な論文のための資料集めから解放されてほっとしたくらいです。それよりも、むしろこの知恵袋の存在とその機能に非常に感銘を受けたことを、ここでは言いたいのです。
 そして、このことに深く感銘を受けた僕が、その時何を思い浮かべたと思います? 実はエドガー・ケイシーのリーディングです。
 ヤフーの知恵袋が、どのようにケイシーのリーディングと繋がるのか不思議に思うかもしれませんが、実はこの二つには共通項があります。それは、情報を有する多くの人から、有用な情報を収集するという点です。

  彼は睡眠状態で病苦に苦しむ人々に対する治療法を語っています。ケイシーに与えられる患者の情報は名前と住所だけです。ケイシーは妻の暗示によって深い眠りに陥りますが、その彼の口を通して別の人格が話し始めます。常に我々という一人称で話す彼らは、ケイシーの知るよしもない医学用語を駆使して、まるで患者の体内を見ているようにその病巣を、そして治療法を語るのです。
  このケイシーの口を通して語る彼らに対して、その知識の源を問うと、このように答えたそうです。
『彼自身(ケイシー)の潜在意識が他のあらゆる潜在意識と直接交わ」ることが出来、そして「この方法で何千何万という他人の潜在意識の有する知識の全てを収集する』のだと。
  一部には、この知識の源をアカシックレコードと解説する方もおられますが、アカシックレコードであるとすると、ケイシーの言ったことすべてが正しいということになります。しかし、ケイシーは神様ではありませんので、つまり人間ですから何度も失敗していますし、時に自らその間違いを認めているのです。
  ケイシーのように霊媒体質の人間にはあらゆる霊が降りてくるのであって、人々を救いたいというケイシーの真摯な思いに感応して相応の霊が降りてきた場合のみ、ケイシーは真実を語ったと解すべきだです。
  とにかく霊にもいろいろレベルがあるようですから、日本の降霊術では低級霊を見抜き、それを取り除く審神者(さにわ)の役割が重要だと言われています。
  さて、この霊達がどこから降りてくるかといえば、何度も言うように集合的無意識から、というのが僕の主張です。ケイシーに降りてきた霊の言ったことを信じるとすれば、人々は一人一人隔離されているのではなくその集合的意識で繋がっていて、そのアクセス方法さえ分かれば、あらゆる人々の知識を引き出せることになります。
  どうです、「ヤフーの知恵袋」に近づいてきましたでしょう。貴方もインターネットにアクセスするだけで、貴方一人では決して知り得ない知識や情報を引き出せるのですから、これと全く同じということになります。
  またツイッターは世界に配信されていますので、貴方は日本にいながら世界中の人々と繋がることが出来ますし、或いはフェイスブックのように多くの人々と、まるでテレパシーのように時空を超えて、会話でもするようにコミュニケーションが取れるのです。そして貴方は常に繋がる仲間を求めています。
  僕の言いたかったことがお分かり頂けたでしょうか? 「不思議なお話No41 日本人の特殊性V」で紹介したニホンザルやマウス、そして野生動物は、それぞれの集合的無意識にアクセスして知識を得ていますが、人類はそのアクセス能力を失いつつあり、その能力を補完する意味でインターネットを発達させたとする僕のエッセイ「インターネットの文化人類学的意味」を少しでも実感して欲しかったのです。
  さらに言えば、コンピュータなんて頼らずに、僕たち日本人のもっている強力な右脳を働かせて、みんな繋がってほしいということです。それには、どうすればいいか? なんて聞かれても、残念ながら僕には分かりません。
  それより、今すぐ外に出て、星々がきらめく夜空に語りかけてみてはいかがでしょうか。皆と繋がるには、どうすればいいのかとか、或いは今悩んでいることでもいいですから、夜空に向かって言葉を発してみたらいかがですか。それが「空」との相互作用の第一歩です。何にも起こりはしませんが(人によっては或いは・・・)、ちょっとすっきり、さわやかな気分、そう、心が洗われますよ。まずは世間の垢を落として…。 

(注1) 西洋人や他の東洋人は、母音(あ・い・う・え・お)、及び動物や虫の鳴き声を機械音と同じく左脳で反応しますが、日本人だけは両者を意味のあるものと認識して右脳で反応します。そして大事なことは、右脳は集合的無意識のアンテナとして機能しているということです。

 

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