普通のお話No7  オモロイ話1   

        

主婦編


見合いを勧められた28歳の息子が母親に

「ママ、僕の世話を焼くのが嫌になったの?僕はまだママに世話してもらいたいんだ。結婚する気なんてはないからね。」

と答えた。母親は子供がまだ赤ちゃんなんだとほっとしたと言う。

 

 喫茶店で、隣の中年叔母さん達の話を聞く

「結局、その友達、旦那にばれずにずっと浮気してたってわけ。つい最近、その恋人とも別れたらしいけど、凄いわねー」

「つまり、その彼女は、恋愛、結婚、出産、育児、そして不倫と、人生のフルコースを味わったってわけね。私達は、結局ファミレスのお昼のランチってとこかしら」

「うーん・・・・、それも悲しいー」


 

 イタリア激安ツアーでセルブの後家と田舎のご老夫婦がディナーで同席した老夫婦口喧嘩を始めた
「がみがみ煩いんだから、もうあんたとなんて旅行に来ない」
「ブツブツブツブツ」
「ふん、そんなこと言って、自分だって背広とかネクタイあんなに買っていたじゃない」
「ブツブツブツブツ」
 セルブの後家が割って入った。
「もう、おやめあそばせ。相手があって出来ること…。私にはうらやましいわ、オホホホホ」
 セルブの後家を無視して夫が言う。
「ブツブツブツブツ」
「まだ言ってる、女の腐ったのみたい」

 決め台詞を吐いたはずなのに、一向に夫婦喧嘩は納まらない。ぷいと横をむいて、セルブの後家が一言。
「勝手におやりあそばせ」
と言うと、ナイフとフォークの先を小まめに操り、最後に残った小さな豆を口に運んだ。お上品に咀嚼して、もう老夫婦には目もくれない。
 その彼女をちらちら見ながら夫が呟いた。
「ブツブツブツブツ」(訳:セルブがこんな激安ツアーに来るかよ)

 金のない中年夫婦。 旦那は単身赴任。 夏休みに女房が夫の赴任先を訪れた。
「おい見ろよ、いいもの手に入れておいた。何だと思う」
夫が目の前でひらひらさせている切符のようなものを手にとってみる。
「高速道路周遊券?」
「そうだ、これだったら、家を基点にどこにでも行って帰ってくれば宿代が浮くってわけだ」
「あらいい考えね。何もホテルに泊まらなくても、朝は別として、昼と晩は外食すればいいものね、頭いーい」

 数日後、旦那がぼやく
「しかし、ガソリン代、こんなにかかるとは思わなかった。いちいち帰って来るってことはガソリンも二倍ってことか・・・」
「全く、あんたの計画っていつもそうなんだから、食費も馬鹿にならなかったわ。私が出すって言ったけど、折半してよ、折半」
 女房は当初感心したことも忘れて夫を責めまくる。



 左遷され単身赴任している旦那に電話で女房が子供のことでこぼしている。
「せっかくいい大学出たのに、幸一の就職先は残業代出ないんですって、やっぱり就職は一流企業じゃないと駄目ね。東芝さえ受かっていればね、もう聞いてて哀れになってくるの。疲れたような顔して最終電車よ、毎日」
旦那は目を輝かせて、といっても電話では見えないが、明らかに自慢げに言う。
「その点、ウチの会社なんて残業代全額支給だぜ、新入社員なんて目輝かせて働いているし、全然ちがうな、幸一の会社とは」
 お前の会社の自慢話聞いて喜ぶと思ってんの? 息子に勝ったといって喜ぶな。何のために愚痴をこぼしてるのか、分かってんのか、こら。



「彼女、DVだったんですって。」
「幸せそうに見えたけど、外から見ただけじゃ分からないもんね。」
「貴方だったら、どうする?」
 これが議論の始まりで、四人の主婦は自分の家庭を思い描いてはぴーちくぱーちく。そして、専業主婦二人のだした結論。
「やっぱり、放り出されたら食べていけないもの。多少の痛さなら我慢する。」
働く主婦、二人は唖然。まったく働く気なし。 



 後日別な問題が浮上。一人の主婦が癌で亡くなった。その主婦は子供が幼い頃、夫に浮気され、許すことが出来ず離婚。その後、会社経営者と結婚し幸せに暮らしていたと皆思っていた。しかし、この主婦の子供の発言が皆を驚かせた。
「ママは不幸な一生だった。二度も結婚に失敗したのだから。」
 ここで、問題になったのは、幼い子供がいるのに浮気した旦那を許せるか、という問題。
 専業主婦二人の意見がぶつかった。困ったような顔をして一人がもう一人に言う。
「DVの時は我慢するって、あんただって言ったじゃない。」
「馬鹿ね、子供が幼いってことは、私達も若いってことだから、次の相手を見つければいいのよ。」
「でも、別れちゃったら食べていけないじゃない。」
「だから、一緒に暮らしながら別の人を探すのよ。」
オーと一同声をあげる。しかし、これが中年女達(恐らく50才前後)の話なのだから面白い。


 中年主婦たちのお喋りを聞いていると時間のたつのを忘れる。本を読む振りをして、時々耳を傾ける。思わず吹き出すこともしばしばです。

 最後にこれはオマケです。

 ある技術屋さんの話
 夢の中でキャド図面を描いていた。突然目覚めて愕然とした。何故なら保存をしていなかったからだ。夢に戻って保存しようと、必死で先ほどのまどろみを貪った。

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